七月場所は平幕下位に元大関が4人も名を連ねるという異例の場所となったが、いくら実績のある力士でも番付が落ちたならその地位に見合った相撲しか取れないというのが角界の定説である。なぜなら、番付とはケガや年齢による衰えなども踏まえたうえで、現状の実力を表した序列だからだ。いくら元大関が平幕下位にいるからと言って、そう簡単に勝てるものではないのは過去の歴史も証明している。