真の完全復活へ 元大関・照ノ富士、記録ずくめ「史上最大の復活優勝」なるか 一時は序二段まで陥落 大相撲 2020/07/30 07:00 拡大する 七月場所は平幕下位に元大関が4人も名を連ねるという異例の場所となったが、いくら実績のある力士でも番付が落ちたならその地位に見合った相撲しか取れないというのが角界の定説である。なぜなら、番付とはケガや年齢による衰えなども踏まえたうえで、現状の実力を表した序列だからだ。いくら元大関が平幕下位にいるからと言って、そう簡単に勝てるものではないのは過去の歴史も証明している。▶映像:復活を遂げた照ノ富士 現に今場所も大関経験者の高安や栃ノ心もここまで一進一退の成績だ。十一日目に8勝目を挙げた元大関琴奨菊も7場所ぶりの勝ち越しとここ1年あまりは苦戦している。そんな中で大関を通算14場所務めた照ノ富士だけが定説を覆す活躍を見せている。5日目は高安との元大関対決に敗れたものの、それ以外はきれいに白星を積み重ね十一日目に勝ち星を2ケタに乗せた。さらにこの日は全勝の横綱白鵬に土がつき、1敗で優勝争いのトップに並ぶことになった。 続きを読む