木村一基王位、苦しい3連敗 驚異の粘りで一時は大逆転も実らず「諦めちゃいけないと思ってやりました」/将棋・王位戦七番勝負 将棋木村一基,藤井聡太 2020/08/05 19:45 拡大する 将棋の王位戦七番勝負第3局が8月4、5日に行われ、初防衛を目指す木村一基王位(47)は藤井聡太棋聖(18)に敗れ、開幕から3連敗とし後がなくなった。長い将棋界の歴史で、七番勝負で3連敗から4連勝をしたケースは、2例だけ。敗戦したものの、驚異的な粘りを見せた“中年の星”が、第4局から奇跡の大逆転防衛を果たせるか。▶中継:藤井聡太棋聖、タイトル二冠に王手!木村一基王位に3連勝 藤井棋聖の攻め、木村王位の受けという局面が長く続いた第3局は、局面が進むにつれて藤井棋聖にペースを握られた。一時は敗勢というところまで追い詰められたものの、持ち駒の銀を自陣に打ち、徹底的に粘る“千駄ヶ谷の受け師”らしさを全開にすると、藤井棋聖の寄せの一手をきっかけに、形勢はほぼ互角に。一気に勝負をもつれさせることに成功した。 続きを読む 関連記事