永瀬拓矢叡王、初防衛&九段昇段に王手!番勝負の合計手数記録も38年ぶりに更新「1232手」に/将棋・叡王戦七番勝負 将棋永瀬拓矢,豊島将之 2020/08/10 23:18 拡大する 将棋の叡王戦七番勝負第7局が8月10日に東京都渋谷区の将棋会館で行われ、永瀬拓矢叡王(王座、27)が豊島将之竜王・名人(30)に91手で勝利、シリーズ成績を3勝2敗2持将棋1千日手として、初防衛に王手をかけた。永瀬叡王は防衛を果たせばタイトル3期となり、九段昇段の条件も満たす。▶中継:永瀬拓矢叡王、豊島将之竜王・名人に勝利 初防衛&九段昇段に王手 千日手1回、持将棋2回、200手超が3局と、「とにかく長い叡王戦」となっていた今シリーズだが、勝った方がタイトルに王手をかける重要な一局は、永瀬叡王のものだった。先手番から相掛かりを採用し、積極的な仕掛けを見せると中盤からペースを握り、その後も隙きなく着々とリードを拡大。最終盤には、豊島竜王・名人から捨て身の反撃を受けるも、しっかりと蓄えていた持ち時間も有効に使い、落ち着いて対応。逆転を許すことなく、そのまま押し切る快勝だった。 続きを読む