原爆の物言わぬ証言者・「旧陸軍被服支廠」をめぐって揺れる広島…“被爆建物”の意義と保存の難しさとは テレメンタリー 2020/08/18 16:00 拡大する 原爆の爆心地から南東におよそ2700mのところにある旧広島陸軍被服支廠(広島市南区)。1913年、軍服などを製造・貯蔵する施設として建てられた。現在、2つの学校や集合住宅などがある場所もその敷地の一部で、北側には工場や事務所などが集まり、南側には約10棟の木造倉庫が並んでいた。・映像:揺れる平和都市 ~被服支廠は残るのか~ 現存するのは、約100m・高さ15m超の赤レンガ倉庫4棟だ。戦後、学校の臨時校舎や運送会社の倉庫などとして利用されてきた。空き家状態となった1995年以降は、博物館や美術館の分館などとしての活用が検討されが、財政負担が大きいため、実現を見ないまま存続してきた。 続きを読む