将棋の朝日杯将棋オープン戦一次予選が8月21日に行われ、渡辺和史四段(25)が中村修九段(57)に100手で勝利した。
午前中の対局に勝利し、同日2局目に臨んだ渡辺四段は、相雁木の出だしから角交換した後の角を有効活用。本格的に駒がぶつかる前から徐々にリードを奪うと、その後も着々と優勢に。一気に中村九段の玉頭を強襲し、勝利を収めた。
渡辺四段は、2019年10月に四段昇段。2020年度が実質的なデビュー年度だが、本局を含めた年度成績は15勝2敗、勝率.882(公表分)に。今後もさらに勝ち続ければ、藤井聡太二冠(18)らと、年度最高勝率を争う一人となりそうだ。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。2017年度、2018年度に藤井聡太二冠が2連覇している棋戦としても知られている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)