8月25日の記者会見で、才賀紀左衛門のK-1参戦が発表された。その初戦は年内に組まれる方向だという。
「ずっとK-1に出たかった。帰ってこれて嬉しいです」と会見での紀左衛門。RIZINに参戦、MMAの試合に挑戦したこともあるが、もとはといえば旧体制K-1のユース部門で世に出た選手だ。
【映像】才賀紀左衛門「海老蔵さんよりカッコいいシングルファーザーに」
「コロナ期間に自分と向き合って、いろいろ考えました。一番出たいのはどこか考えて、やっぱりK-1でベルトを獲りたいと。一番欲しかったのはK-1のベルトなので」
さまざまなリングに上がった紆余曲折の格闘技キャリア。しかしその集大成として選んだのが、原点でもあるK-1のリングだった。
「プロになったのはK-1を見て、K-1に憧れたから。どうせ立ち技をやるなら日本一のところで」
「K-1のことが好きなので。最後はK-1でとずっと思ってました。今年31歳ですけど、それはあくまで数字だと思ってます。まだまだ試合はやっていける。ただK-1で格闘技人生を終わらせたい」
そう語った紀左衛門は、同時にこんな“らしい”言葉も。
「K-1といえば武尊じゃないですか。K-1を背負ってストレスがやばいと思うので、僕が和らげたいですね」
階級については「好きな人間と殴り合うのは嫌」ということで、武尊がベルトを持つスーパー・フェザー級(60kg)は避け「江川(優生)くんの57.5kg(フェザー級)を狙っていこうと思ってます」とも。
そんな紀左衛門のK-1にかける思いを買ったというのは中村拓己プロデューサー。本人には「娘にカッコいい姿を見せたい」という思いもあるそうだ。紀左衛門は昨年、あびる優と離婚。現在は5歳の娘を育てるシングルファーザーだ。
「1年くらい前、娘が総合格闘技の練習を見に来たことがあるんですけど。“パパなんでひっついてんの?”って。男の人とひっついてるより殴り合うほうが娘も喜ぶんじゃないかと」
さらに「(市川)海老蔵さんよりカッコいいお父さんに」という言葉も。古巣を舞台に“父の強さ”を見せたいところだ。