将棋の朝日杯将棋オープン戦一次予選が8月30日に行われ、阿部健治郎七段(31)が天野倉優臣アマに116手で勝利した。
プロ3人を破る快進撃を続けてきた天野倉アマを迎え撃つ立場となった阿部七段は、天野倉アマの四間飛車に対し、居飛車とエルモ囲いで対応。両者持ち時間を使い切って中盤、終盤の入り口まで互角の勝負を繰り広げていたが、さらに終盤に進むにつれて一気にリードを拡大。史上3人目となるアマチュアの二次予選進出を目指した天野倉アマを突き放して、プロの貫禄を見せる勝利を手にした。阿部七段の二次予選進出は2度目。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。2017年度、2018年度に藤井聡太七段が2連覇している棋戦としても知られている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)