＜大相撲秋場所＞◇二日目◇14日◇東京・両国国技館
大関・貴景勝（千賀ノ浦）が小結・隠岐の海（八角）を押し出して初日から連勝を飾った一番について、元横綱・大乃国の芝田山親方が「非常にいい形の押し相撲」と絶賛した。
先場所でカド番を脱出したものの、勝ち越しを決めた翌日から左ひざを痛めて休場していた貴景勝。本格的な復活を目指す今場所では、初日に先場所で記録的な幕尻優勝を果たした前頭筆頭・照ノ富士（伊勢ヶ濱）を押し出しで圧倒するなど、早くも復調の兆しを見せていた。
今場所の貴景勝について、ABEMAで解説を務めた芝田山親方は「今場所はちょっと違いますよ。場所前に婚約もありましたから、一番加熱しているんじゃないですかね。やっぱり責任を果たさなきゃいけないっていう気持ちでね。そういう気持ちの表れが昨日の一番じゃないかと思います」とコメント。また初日の取組について「当たって突き押しで、相手を押しておいて、また下から上に突き上げる。これを2、3回やって相手を圧倒する相撲が貴景勝なんですよ。昨日はいい流れの相撲を取ったと思います」と解説した。
二日目の取組では、小結・隠岐の海（八角）に立ち合いで力強くぶつかり、相手に何もさせず一気に押し出して勝ち星を挙げた。取組終了後、芝田山親方は「もう足が止まらないじゃないですか。非常にいい形の押し相撲ですよ」「どんどん足が出ていくのと同時に押していくもんですから、隠岐の海にまわしを取らせる隙がなかったですね。本人も気持ちを切り替えているんじゃないですか。先場所でカド番を抜けたというのがやっぱり大きいですよ」と、貴景勝の復調に太鼓判を押していた。なお、隠岐の海は初日からの連敗となった。（ABEMA／大相撲チャンネルより）
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