戦型は「一手損角換わり」に 羽生善治九段 対 丸山忠久九段 勝者が挑戦権獲得の最終局/将棋・竜王戦挑決三番勝負
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 将棋の竜王戦挑戦者決定三番勝負の最終局となる第3局が9月19日に行われ、羽生善治九段(49)と丸山忠久九段(50)が現在対局中だ。勝者が豊島将之竜王(30)への挑戦権を得る対局は、後手の丸山九段が得意の一手損角換わりを採用する出だしとなった。

【中継】羽生善治九段、タイトル100期への挑戦なるか?丸山忠久九段と挑決最終局

 将棋界の最高峰タイトルである竜王戦だが、羽生九段は2018年12月にタイトル保持者として防衛戦に登場。あと1勝すれば防衛、前人未到のタイトル100期達成というところだったが、広瀬章人八段(33)に敗れて失冠。大記録達成を逃すとともに、27年ぶりに無冠となった。本局に勝てば、そのシリーズ以来となるタイトル戦出場だ。

 丸山九段も、直近のタイトル戦出場は4年前の竜王戦。フルセットまで持ち込みながら、あと1勝届かず、初の竜王位獲得はならなかった。8つのタイトルを保持する4人のタイトルホルダーは、最年長でも渡辺明名人(棋王、王将、36)。40代以上はゼロといった状況を打破すべく、挑決三番勝負まで勝ち上がってきた。

 両者の過去の対戦成績は、羽生九段が39勝20敗と大きくリード。ただ両者の直近10局の成績を見ると、羽生九段は4勝6敗と負け越し、丸山九段が7勝3敗で勝ち越しと、丸山九段の方が調子はよさそうだ。

 本局の持ち時間は各5時間で、先手は羽生九段。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。

【昼食の注文】

羽生善治九段 鶏むね肉のカレー照り焼き 丸山忠久九段 鶏むね肉のカレー照り焼き、納豆オムレツ

【昼食休憩時の残り持ち時間】

羽生善治九段 4時間15分(消費45分) 丸山忠久九段 4時間9分(消費51分)

(ABEMA/将棋チャンネルより)

第33期 竜王戦 挑戦者決定三番勝負 第三局 羽生善治九段 対 丸山忠久九段
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