<大相撲秋場所>◇七日目◇19日◇東京・両国国技館
大関の貴景勝(千賀ノ浦)が前頭四枚目・豊山(時津風)を押し出して6勝目を挙げた一番で、豊山を押し出した直後、貴景勝が首を気にする仕草を見せたことを受け、元横綱・若乃花の花田虎上氏が明日以降の状態を気遣う場面があった。
立ち合い激しい突き上げから左のいなしを見せた貴景勝は、突き合いの攻防を経て今度は右からいなすなど、豊山を翻弄。
最後は土俵際、もろ差しで万全となった貴景勝が豊山を押し出して6勝目を挙げ、1敗を守った。一方、敗れた豊山は5敗目を喫した。
豊山を押し出した直後、自らも前のめりになって両手を土俵についた貴景勝が首を左に傾ける仕草を見せる。その後、立ち上がった貴景勝だったが、何かを確認するように再度、慎重に首を動かす様子が見られた。
ABEMAで解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「首ですね」と切り出すと「首の痛みが出た。痛みが出たというか、電気が走ったのでは」と推測。「首を少しずらしてしまうと電気が走ってしまうんです。すると、意識がフラフラとしてしまう。痛みで力が入らない」と貴景勝の状況について私見を述べた。
さらに花田氏は「けがを隠す力士が、これだけ我慢しているので、本当はよほど痛いのだろう」とも話すと「頭から行く人はしょっちゅうなんです。仕方ないですね。私もそうだったのでよくわかります。背骨が曲がるので、電気が走るんです」と自身の経験を踏まえて補足した。
また明日以降の取組における影響についても言及した花田氏は「心配ですね…首から手にしびれが出る。見えない部分なので、明日にならないとわからない。筋肉が固まると痛くなる。それを我慢して、汗をかいて柔らかくして、柔らかくすると温かくなる。そうすると痛みが飛ぶ。そういう状態で土俵に持っていくかどうか」と話した。(ABEMA『大相撲チャンネル』)
■Pick Up
・キー局全落ち!“下剋上”西澤由夏アナの「意外すぎる人生」
・現役女子高生の「リアルすぎる日常」をのぞき見
・スポーツコンテンツに適したの“ライブ特化型広告”って何?