リベンジの準備は万端 滝沢和典「練習は足りている。もう気持ちの問題だけ」/麻雀・Mリーグ
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 プロ麻雀リーグ「Mリーグ」開幕初年度の2018シーズン、台風の目となったのは「まさかの指名」とドラフト時に語ったEX風林火山・滝沢和典(連盟)だった。近年の不調を一気に払拭するかのように、個人成績は+314.8で堂々の2位。ラス回避率1位の安定感でチームを準優勝に導き、「滝沢和典ここにあり」を満天下に示した。しかし優勝を狙った2019シーズン、チームはまさかの最下位に沈み、個人のスコアでも大きなマイナスを記録。真価が問われる試練の3年目に向けて、滝沢は入念にリベンジの準備を進めている。

【動画】滝沢和典、2019シーズンハイライト

-初年度から一転して、2019シーズンは悔しい結果となった。

滝沢和典(以下、滝沢)

 序盤は考えてきたことがうまくハマってくれて、ポイント自体もまとまっていたんですが、中盤にバタバタっと崩れてしまう瞬間があったんです。そこで残り試合数とチームのポイントを気にしすぎて、本来と違うフォームになってしまった。自分が未熟と言えばそれまでなんですが、精神的にも余裕がなくなっていたかもしれません。

 中盤以降にバランスを崩した理由について、ポイントを減らした焦りから「無理をするタイミングが早すぎた」と振り返る滝沢。敗因をしっかりと分析した上で、2020シーズンの逆襲に向けていくつかのポイントを挙げた。

滝沢

 練習量は充分に足りていると思います。もう気持ちの問題だけですね。昨シーズンの最下位という成績を踏まえて、チームとして背負うことになる背水ののプレッシャーの中でも「決して焦らないように」と考えています。あとは「こうすればMリーグで勝てる」といった固定観念を持たないこと。2年間の経験はありますが、見えてきた気にならないように、ひとつひとつの状況に毎回きちんと向き合っていきたいですね。

-端正でバランスのいい麻雀が持ち味だが、スタイルに変化は?

滝沢

 ある意味で教科書通りというか、わかりやすい麻雀であるということが他チームにバレている面もあるかもしれません。対面している相手からすると、あまり怖さがなかったと思うんですよね。もちろんなにをやるかわからない人が好成績を残すわけではないんですけど、今シーズンは一本調子にならないように「緩急をちゃんとつけていこう」とイメージしています。

-今シーズンの目標とファンへのメッセージを。

滝沢

 目標は、とにかく勝つこと。麻雀なので結果はわかりませんが、本当に精一杯やりたいと思っています。しっかりとトレーニングを積んできたので、期待していてください。

 オフシーズンの取り組みについて「やることはやったので、あとは見守っていただくしかない」と言い切る滝沢の口ぶりは、リベンジへの強い決意と積み重ねた練習量への自負を伺わせた。本人も驚きのドラフト指名から健在ぶりをアピールした2018シーズン、フォームが乱れて失速した2019シーズンと、Mリーグの舞台で酸いも甘いも噛み分けた男は、勝負の3年目を前に静かに熱く闘志をたぎらせている。

◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。優勝賞金5000万円。

Mリーグ2019 - Re:mind - M.LEAGUE 2019 Re:mind EX風林火山 滝沢和典
Mリーグ2019 - Re:mind - M.LEAGUE 2019 Re:mind EX風林火山 滝沢和典

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