<大相撲秋場所>◇中日◇20日◇東京・両国国技館
前頭八枚目の徳勝龍(木瀬)が前頭十枚目・琴恵光(佐渡ヶ嶽)に押し出されて7敗目を喫した一番で、視聴者がヒヤッとする一方、元横綱・若乃花の花田虎上氏がやや困惑する珍事が発生した。
琴恵光に押し出され、土俵を割った徳勝龍が土俵中央を向いたまま1歩、2歩と後退ったところで足を踏み外し、土俵下に背中から激しく落下してしまった。その光景に館内からは一斉に驚きと心配の声が上がった。
「ひっくり返ってましたよね…」
ABEMAで解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は徳勝龍の状態について心配そうに話すも「きのう(七日目)琴恵光だったのが、きょう(中日)徳勝龍になってしまって…」とやや困惑気味。
それもそのはず、七日目に前頭八枚目・若隆景(荒汐)との一番に臨んだ琴恵光は、若隆景に押し出されると、この日の徳勝龍と同じように背中から後頭部にかけて土俵下に落下し、館内を騒然とさせた。
偶然、その日も解説を務めていた花田氏は「(琴恵光に)きのうの影響が見られなくてホッとした」と話すと「立ち合いもよく当たって、徳勝龍を見ながら突っ張った。ただ突っ張りだけでは徳勝龍の身体は大きくて持っていけないので、脇の下あたりに手を置いて、押しやすいように前に出ていた」と琴恵光の勝因を解説した。
一方、押し出した琴恵光は土俵下に落下する徳勝龍を確認すると、慌てて徳勝龍のもとへ向き直ったが、しばらくして何事もなかったようにむくっと巨体を起こした徳勝龍を見て安堵の様子。このヒヤッとする場面に視聴者からは「あ、徳さ~ん!」「アタマは大丈夫?」など心配の声。さらに落下する際、徳勝龍の右足が塩の入ったかごをひっくり返し、塩が散乱したことを受け「塩被弾」「照強の塩が少なくなった」などの反応も寄せられていた。(ABEMA『大相撲チャンネル』)
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