<大相撲秋場所>◇十四日目◇26日◇東京・両国国技館
2敗の前頭十四枚目・翔猿(追手風)が、3敗の大関・貴景勝(千賀ノ浦)にはたき込みで敗れて3敗目を喫した。これで十四日目を終えて2敗は関脇・正代(時津風)のみとなった。
立ち合い突っ張って出た翔猿を正面から受け止めた貴景勝は、力強い突き押しで応戦すると右からのいなしを見せる。これを残し、必死に食らいついた翔猿だったが、体勢を立て直す間もなく鋭いはたき込みにばたりと倒れ込んだ。
ABEMAで解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「貴景勝はよく見ていましたね」と話すと「立ち合い(翔猿を)動きをよく見ながら頭で受け、下から下から落ち着いていた。いなす感じになったが、翔猿の頭が下がっているので引いてしまった。翔猿の足が揃ってしまった。揃っているので、最後も引かれてしまった。翔猿は押してくると思って構えたが、そこをうまく引かれた」と続けた。
貴景勝に敗れた翔猿は直後、悔しそうな表情を見せると一転、晴れやかな笑顔に。そのことについて花田氏は「やり切ったという表情だった。よかったのでは。ただ支度部屋に帰って夜ひとりの時に悔しさがこみあげてくるはず。優勝のチャンスすらない人もいるわけですから」と翔猿の心境を推察した。
この好取組に対して視聴者からは「あと一歩だった…」「さすが大関」「頑張ったね」といった声が。さらに翔猿が見せた笑顔については「清々しい」「いい笑顔」「楽しかったんだな」「何だか泣ける笑顔…」などの反響が多数寄せられていた。(ABEMA『大相撲チャンネル』)
■Pick Up
・キー局全落ち!“下剋上”西澤由夏アナの「意外すぎる人生」
・現役女子高生の「リアルすぎる日常」をのぞき見
・スポーツコンテンツに適したの“ライブ特化型広告”って何?