関脇・正代(時津風)が、前頭十四枚目・翔猿(追手風)を下して、13勝2敗で自身初となる幕内最高優勝を決めた。正代は今年の初場所に続き、今年2度目の13勝。昨年11月の九州場所から数えて、5場所中4場所で2ケタ勝利を挙げる抜群の安定感を誇り、大関昇進を確実なものにした。
正代は2016年初場所の入幕以来、幕内で活躍し続けてきたが、昨年の九州場所に11勝4敗の好成績を挙げてからは、番付上位でもさらに活躍。2020年初場所には13勝2敗で優勝争いを繰り広げると、関脇に復帰してからは8勝7敗、11勝4敗と好成績を維持。2横綱が不在で、混戦模様だった今場所も着実に白星を伸ばすと、十三日目には貴景勝(千賀ノ浦)、十四日目には朝乃山(高砂)という両大関を堂々と下して、単独トップに。優勝のかかった一番でも、パワー溢れる取り口で新入幕の翔猿を退けた。
大関昇進の目安は「三役で3場所合計33勝以上」だが、直近で大関になった朝乃山は3場所合計で32勝。正代も8勝、11勝、13勝と計32勝となっており、初優勝とともに大関昇進を確実なものにした。
ABEMAで解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上は、「(正代は)立ち合いが高すぎた。そこを翔猿がうまく差しながら出た。正代が緊張していましたが、捨て身の突き落とし。足が前に出てなくて、踏み込みが甘かった」と、大苦戦の中でもぎ取った一番だと解説した」
(ABEMA/大相撲チャンネルより)
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