元横綱若乃花の花田虎上氏が、関脇・正代(時津風)の初優勝で終わった秋場所を振り返り、休場していた白鵬(宮城野)、鶴竜(陸奥)の両横綱について「正直、逃げないでほしい。15日間、戦ってほしい」と強く指摘した。
【動画】元若乃花、2横綱に「逃げないで」(1時間0分ごろ~)
花田氏は9月27日、大相撲秋場所千秋楽を中継していたABEMAに生出演。身振り手振りを交えながら、実体験も踏まえたわかりやすい解説で、大混戦の秋場所を振り返っていた。正代が初優勝、新入幕の翔猿(追手風)が大活躍など、新たなヒーローに注目が集まる場所になったが、この状況も白鵬、鶴竜という2横綱がいなかったがゆえに生まれた、という見方もある。
来場所以降の展望について問われた花田氏は「横綱2人が帰ってくるのかな」と、全休した両横綱について言及。さらに「2人は出てきて優勝に関わると頑張るけれど、途中で連敗するとすぐ休んでしまう。その状態で出てほしくない」と、強い横綱としての土俵復帰を求めた。さらには「たとえ優勝に絡んでいなくても、最後まで場所を全うしてほしい。正直、逃げないでほしい。15日間、戦ってほしいです」と、表情こそ柔らかだったが言葉は厳しかった。
実際、白鵬はこの1年間5場所(通常は6場所も1場所は新型コロナの影響で中止)のうち、2場所で優勝したが、残り3場所は全休、もしくは途中休場。鶴竜も12勝3敗で終えた三月場所以外の4場所は全休・途中休場だ。花田氏は理由として「若い力士が休場していいのかと思ってしまうし、そういう状態を作ってほしくない」と、後輩力士に見せる姿勢としての重要性を説いていた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)
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