村上淳、開幕初戦からリーチ5発で圧勝  解説者も「ずっとリーチって言ってる!」/麻雀・Mリーグ
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 まさに“リーチ超人”の面目躍如だ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2020」10月6日の第1試合で、赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦)が5回のリーチと6回のアガリを繰り出して5万点超のトップを獲得。赤坂ドリブンズにとっての開幕初戦で、2018シーズン以来のV奪還に向けて最高のスタートダッシュを決めた。

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 この試合の対局者は、起家からU-NEXT Pirates・石橋伸洋(最高位戦)、村上、セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)、渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)。開幕初日に試合がなかった4チームにとって、90試合に及ぶレギュラーシーズンの幕開けとなった。

 昨シーズン、個人スコアで全体2位となる+366.7を稼ぎ出し、2020シーズンの初を任された村上。責任重大な“開幕投手”という役割について「実はめちゃめちゃ緊張していた」と振り返ったものの、それも東1局の冒頭まで。「1回リーチをかけてからは集中できました」という言葉通り、ハキハキとした「リーチ!」の発声からリーチ・ツモ・赤の4000点(供託1000点)をものにして以降は、東2局のリーチ・ツモの3000点、同1本場のリーチ・タンヤオ・平和・一盃口・ドラ・裏ドラ2の1万8000点(+300点)と、怒涛の3連続リーチ&アガリで一気に試合の主導権を握った。

 リーチによる攻撃だけではなく、リードを築いた後の繊細な守備も村上の真骨頂だ。2着目の多井に差を縮められて迎えた東3局では、ダブ東を仕掛けた親の近藤に対して、当たり牌の9索をピタリと止めるファインプレーを披露。この“神回避”に解説の渋川難波(協会)は「これは凄い。守備力の高さが出ましたね。素晴らしいです」と感嘆し、視聴者からも「すげえ」「強すぎわろた」「これができるんか」「レベル高過ぎ」といった驚きのコメントが寄せられた。

 その後も他家とのリーチ合戦は主戦場とばかりに怒涛のリーチとアガリでリードを広げ、解説の渋川に「ずっとリーチって言ってる!」と言わしめた村上。2時間弱に及ぶ全15局の熱戦を制し、縁起よく7が3つ並ぶ+77.7という大きなポイントをチームにもたらした。

 試合後のインタビューで、村上はコロナ禍の中でMリーグ開幕に向けて尽力した人々への感謝を口にし、さらに「オフシーズンもずっと優勝するために準備をしてきましたし、昨シーズンの負けをあまり引きずらずに、自分たちを信じてやれば勝てるんじゃないかと思っています」と胸を張った。赤坂ドリブンズの強さを証明する2度目の優勝に向けて、今シーズンも“リーチ超人”の朗々たる「リーチ!」の声が対局場に響き渡る。

村上淳、開幕初戦からリーチ5発で圧勝  解説者も「ずっとリーチって言ってる!」/麻雀・Mリーグ
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【第1試合結果】

1着 赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦)5万7700点/+77.7

2着 渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)2万4700点/+4.7

3着 セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)1万500点/▲29.5

4着 U-NEXT Pirates・石橋伸洋(最高位戦)7100点/▲52.9

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。

(ABEMA/麻雀チャンネルより)

リーチ超人、開幕から絶好調!
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