Mリーグ機構は「大和証券 Mリーグ2020」、10月8日第1試合に出場する4選手を発表した。全8チームが今期初戦を終えて迎える開幕3日目。絶好のスタートを切った赤坂ドリブンズ、EX風林火山の両チームが早くもぶつかる。この勢いは本物とばかりに、さらにポイントを伸ばすことはできるか。
開幕2連勝と、この上ないスタートを切ったのが赤坂ドリブンズ。1年目優勝、2年目7位と、まさに天と地を味わっているチームだが、昨期の苦い経験を活かして開幕にきっちり仕上げて臨んできた結果だ。園田賢(最高位戦)が勝利し開幕3連勝ともなれば、早くも「やっぱり強いドリブンズ」というイメージが復活する。
開幕日をトップ、2着で終えたのがEX風林火山。1年目2位、2年目最下位と、こちらも好調・不調の影響がもろに出た。チームは独自の方針として「上位進出を逃したら選手入れ替え」を公言しており、戦う選手たちにとってみればプラスポイントはいくらあっても物足りない。自身の開幕戦となる滝沢和典(連盟)が、開幕日に活躍したチームメイトが作った流れに乗れるか。
一方、チーム開幕日をマイナスで終えたのがセガサミーフェニックス。昨期はレギュラーシーズンを快走、首位で通過しただけに周囲からの警戒も強くなるところ。それぞれのスタイルで勝利を目指すチームカラーの中、独特な雰囲気を身にまとう“天才”茅森早香(最高位戦)の初戦に注目だ。
KONAMI麻雀格闘倶楽部も、初日はマイナスだった。過去2年はスロースターターという印象が強いが、やはり序盤からリードして余裕を持って戦いたい。超攻撃的な麻雀が発揮しやすくなるプラスポイント域に戻るため、前原雄大(連盟)が今期のチーム初勝利を持ち帰るべく、卓に向かう。
【10月8日第1試合】
赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦) 個人29位 ▲377.6
EX風林火山・滝沢和典(連盟) 個人25位 ▲188.2
KONAMI麻雀格闘倶楽部・前原雄大(連盟) 個人11位 +80.3
セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦) 個人23位 ▲157.9
※成績は昨期のレギュラーシーズン
【10月6日終了時点での成績】
1位 赤坂ドリブンズ +142.6(2/90)
2位 EX風林火山 +77.9(2/90)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +14.6(2/90)
4位 渋谷ABEMAS ▲17.6(2/90)
5位 セガサミーフェニックス ▲26.4(2/90)
6位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲36.2(2/90)
7位 TEAM雷電 ▲56.3(2/90)
8位 U-NEXT Pirates ▲98.6(2/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。




