今夜は帰さない!沢崎誠、今期も驚異の“ラス親”力で自身開幕戦勝利/麻雀・Mリーグ
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 いつになったら終わるのか。誰もが恐れをなす猛連荘で、勝負を決めた。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2020」10月9日の第2試合で、KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟)が今期初勝利。得意とする南場の親番で連続加点、6万点オーバーの大トップとなった。

【動画】大ベテラン沢崎誠「帰すつもりはなかった」猛連チャン

 この試合の対局者は起家から、TEAM雷電・萩原聖人(連盟)、渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)、U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)、沢崎の並びでスタート。

 東3局、ベテランの技が冴える。7巡目に七対子をテンパイすると、場に1枚切れの西ではなく1枚も見えていない1索待ちを選択した。自身の河は早々に「3・7」牌が並ぶ変則手模様。字牌へのケアが及ぶことを想定した待ち取り。これにすぐ松本が飛び込んでリーチ・七対子の3200点を獲得した。

 その後は小林と壮絶な叩き合いを経て、オーラスに親を迎えると、積極的に攻勢へ出る。連荘を重ね、2本場にはペン三万待ちの三色同順をリーチ。これに手詰まりを起こした小林が飛び込み、リーチ・三色同順・ドラの1万2000点(+600点、供託1000点)をアガって勝負ありとなった。

 昨期はラス親でとにかく強く、何度も逆転劇を見せた沢崎。そのしぶとさ、そして打点の高さは“マムシ”の異名を大きく轟かせた。今年も早速、尋常ではない“ラス親力”を発揮した沢崎が、自身の開幕戦を勝利で飾った。

 インタビューではまず、ラス親となる北家でとにかく強いことを聞かれ「たまたまですけどね」と謙遜しつつ「今日は帰すつもりはなかったです」と茶目っ気たっぷりに会心の勝利を振り返った。

 オーラスで小林から満貫を打ち取った局は、1巡ダマテンに構えればさらに高くなった手変わりがあったことに触れ、「焦りすぎたかなと…。リーチを打てばみんな引いてくれるだろうと想定していました」と、自身の親番での攻めにおける影響力の高さを駆使し、アガリへ結び付けたことを説明した。この試合運び、沢崎らしい展開には「プロ中のプロですわ」「これぞ沢崎って麻雀だったわ」とファンからの感嘆するコメントが多数書き込まれていた。

 2年目の今期は新加入の堀慎吾(協会)がいるため出場回数は減るが「トップは昨年と同じくらい取りたい」と意欲を燃やし、締めでは「また次も頑張ります」と愛刀サクラブレードを振ってニッコリ。これにファンも「かわいすぎるなまむたん」「頼もしすぎる」とエールを送っていた。

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【第2試合結果】

1着 KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟)6万6400点/+86.4

2着 U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)3万8400点/+18.4

3着 渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)8300点/▲31.7

4着 TEAM雷電・萩原聖人(連盟)▲1万3100点/▲73.1

【10月9日終了時点での成績】

1位 EX風林火山 +100.1(4/90)

2位 赤坂ドリブンズ +83.8(4/90)

3位 KADOKAWAサクラナイツ +77.8(4/90)

4位 セガサミーフェニックス +30.5(4/90)

5位 渋谷ABEMAS ▲41.9(4/90)

6位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲56.5(4/90)

7位 TEAM雷電 ▲62.6(4/90)

8位 U-NEXT Pirates ▲131.2(4/90)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。

(ABEMA/麻雀チャンネルより)

今年も“ラス親の沢崎”は強烈
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