安田大サーカスのクロちゃんがRISE女子トーナメントの優勝予想に臨むも、女子格闘技界の伝説的名選手だった神村エリカ・プロデューサーを前にまさかの失言。強烈なケツキックを見舞われて悶絶した。
RISEが開催する秋のビッグマッチ2連戦で、史上最大級の女子トーナメントが行なわれる。実に5人ものチャンピオンが出場する、いわば軽量級最強決定戦だ。1回戦が10月11日のぴあアリーナMM大会、準決勝&決勝が11月1日のエディオンアリーナ大阪大会。過酷な日程だからこそ真の実力が問われる。
女子格闘技界の伝説的名選手だった神村エリカがプロデューサーを務めることでも話題の今トーナメント。噂を聞きつけ、安田大サーカス・クロちゃんも優勝予想という形で“参戦”してきた。じつはクロちゃん、DDTの路上プロレスや『マッスル』にも出場するなどプロレスや格闘技への興味は強い。
神村Pによるトーナメント概要と選手の紹介に「M-1でも最後の1枠は勢いがある」、「5人もチャンピオンが出て(王座)統一戦みたいなもんですよね」と的確なコメントをしていたクロちゃん。しかし、肝心の優勝予想は「Ayaka選手。理由は可愛いから。可愛いは正義なので」といつもの調子。
そんなクロちゃんに「なめてんの?」と怒り心頭の神村Pは「ケツ出せ!」からのケツキック一閃。「女なめんな!」と叫びながらの強烈な一撃をもって、文字どおり“女の強さ”をクロちゃんの体に叩き込んだのだった。
またこのトーナメント、タイトルホルダーが多数参戦する中でプロキャリア1戦の大倉萌も抜擢出場を果たす。大道塾「空道」の女子王者である大倉は、そのポテンシャルを神村Pに見出されてのエントリー。同時に総合格闘家・青木真也もその実力を買って後押ししている。子供時代から空道を学んできた大倉は、青木との会話の中で、こう語っている。
「子供の頃から格闘技をやっていると、何かと理由をつけてやめちゃう子も多いんですよ。続ければ実を結ぶのに結局やめてしまう。それに格闘技をやっていることをバカにする人もいて。空道は柔道とかオリンピック競技のようにメジャーではないので“優勝して何になるんだ”“大学行けるのか”みたいな。そういう人たちを見返したくて生きてきたし、勉強も頑張りました」
早稲田大学卒、現在は有名商社に勤務する大倉を「反骨心の塊」と青木。寺山日葵、紅絹のRISE2大王者をはじめ強豪ばかりが出場するトーナメントにあって、大倉はダークホース候補と言えそうだ。