これでチーム全員が今期トップ獲得、最後に追いついたのはサクラのイケメン王子だ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2020」10月16日の第2試合で、KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟)が今期初トップを決めた。
この試合の対局者はEX風林火山・勝又健志(連盟)、赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(協会)、セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)、内川の並びでスタート。
見せ場は早々に訪れた。東1局、ツモリ三暗刻のタンヤオをテンパイすると、これを即リーチ。赤とドラを1枚ずつ持ち、同じくチャンス手を迎えていた鈴木が飛び込むと裏ドラが暗刻に乗り、リーチ・タンヤオ・赤・裏ドラ3の1万2000点を獲得した。
南1局はホンイツ仕掛け。狙いを定めた東単騎待ちが奏功し、白・ホンイツの5200点(+300点)をアガって中押しに成功。南2局2本場では場に安い筒子の下目に焦点を合わせ、發を仕掛けて2筒単騎待ち。これを茅森からアガって發・赤・ドラの3900点(+900点、供託3000点)とダメ押し、勝負を決めた。
インタビューでは、これでチーム全員がトップを獲得したことに触れた。余談として、「トップが一番遅い人が焼肉弁当を全員におごり」と罰ゲームを囁かれていたと告白。「堀(慎吾)さんも2戦目だったので免除、面目を保ちました」と冗談交じりに語り、チーム内の良い雰囲気もアピールした。
大きな先制点となった東1局については「ツモリ三暗刻で、倍満クラスまであるので、東パツということで思い切りリーチ」と回顧し、裏ドラが3枚乗ったことには「僥倖」と表現した。
最後は「チーム一丸となりしっかり戦いたい」と力強く語り、決めポーズも板についていた。これでチームは2位の赤坂ドリブンズにダブルスコア以上の差をつける首位。ベテラン沢崎誠(連盟)がチームの支柱となり、新進気鋭の“モデル雀士”岡田紗佳(連盟)も好調。さらに「ガチ補強」と評された30人目のMリーガー堀慎吾(協会)に加え、内川も遅れず今期1勝。ファンからは「今年もサクラが暴れます」「全員輝いたなー」「サクラはバランスいいよな」と今後のチーム躍進に期待する声が続いていた。
【第2試合結果】
1着 KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟)3万9000点/+59.0
2着 EX風林火山・勝又健志(連盟)2万9500点/+9.5
3着 赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(協会)1万5900点/▲24.1
4着 セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)1万5600点/▲44.4
【10月16日終了時点での成績】
1位 KADOKAWAサクラナイツ +194.0(8/90)
2位 赤坂ドリブンズ +86.3(8/90)
3位 EX風林火山 +67.8(8/90)
4位 渋谷ABEMAS +32.1(8/90)
5位 セガサミーフェニックス ▲17.4(8/90)
6位 TEAM雷電 ▲62.6(8/90)
7位 U-NEXT Pirates ▲103.4(8/90)
8位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲196.8(8/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)
この記事の画像一覧




