Mリーグ機構は「大和証券 Mリーグ2020」、10月19日第1試合に出場する4選手を発表した。注目は、開幕から大きく躓いたチームを“剛腕”で引っ張り上げているU-NEXT Piratesのリーダー小林剛(麻雀連合)。今夜もデータと沈着冷静な精神に支えられた麻雀で、ライバルを打ち倒すか。
【中継】風林火山vsPirates vsABEMASvsドリブンズ
昨期優勝のU-NEXT Piratesだが、2020シーンズはこれ以上ない荒波を受けてのスタートになった。小林を除く3選手が6戦し、トップなしの4ラス。現状チームは100ポイントほどのマイナスだが、小林のトップ1回・2着1回がなければ、さらに沈んでいたことだろう。頼りになるという言葉がぴったりの小林が、チームメイトの調子が上がるまで、何度でも船ごと引っ張り続ける。
U-NEXT Piratesとは対照的に、昨期下位に沈んだチームは上々のスタートを切っている。現在2位の赤坂ドリブンズは、村上淳(最高位戦)が開幕から2連勝スタート。個人成績でトップに立っている。次なる好調者が出てくるまでに、貯金はいくらでも稼ぎたい。この日は何回、リーチの声を響かせるか。
昨期最下位、EX風林火山も現在3位と好位置で開幕から2週間を終えた。3人体制のチームは、全8チーム中2チームだけとなり、1人当たりの出場機会も自然と多くなる。第1試合を任された滝沢和典(連盟)は今期2試合目だが、華麗な麻雀が本格的に波に乗れば、出場する度にチームポイントが増えていく。
2年連続3位の渋谷ABEMASは、安定感抜群で現在リーグ4位。リーダー多井隆晴(RMU)の初勝利に、癒やし役・日向藍子(最高位戦)も続いて勝利を挙げた。チームメイトがそれぞれの役割を果たし始める中、若武者・松本吉弘(協会)に求められるのは、経験豊富な先輩雀士に勢いよく斬り込むことだ。
【10月19日第1試合】
赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦) 個人1位 +131.4
EX風林火山・滝沢和典(連盟) 個人15位 +12.4
渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会) 個人24位 ▲54.7
U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合) 個人3位 +86.0
【10月16日終了時点での成績】
1位 KADOKAWAサクラナイツ +194.0(8/90)
2位 赤坂ドリブンズ +86.3(8/90)
3位 EX風林火山 +67.8(8/90)
4位 渋谷ABEMAS +32.1(8/90)
5位 セガサミーフェニックス ▲17.4(8/90)
6位 TEAM雷電 ▲62.6(8/90)
7位 U-NEXT Pirates ▲103.4(8/90)
8位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲196.8(8/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。




