各選手の個性がよく表れたシーンだった。10月22日に行われたプロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2020」第1試合の東4局4本場で、セガサミーフェニックス・近藤誠一（最高位戦）が強烈な親の跳満をツモアガリ。点棒の受け渡し時にカメラに抜かれたKONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり（連盟）、EX風林火山・二階堂亜樹（連盟）、U-NEXT Pirates・瑞原明奈（最高位戦）のリアクションに、麻雀ファンの熱い視線が集まった。
高宮、二階堂、瑞原と才色兼備の女性選手3人を相手に、ベテランの存在感が光る近藤が勝利を収めた22日の第1試合。大きなターニングポイントは東4局の4本場、3着目だった親の近藤がリーチ・ツモ・七対子・ドラ2の1万8000点（＋1200点、供託2000点）のアガリを決めた場面だ。
アガリ牌の2筒をツモった近藤が「6000は6400オール」と淀みなく点数申告を終えると、対局者の3人はそれぞれ「はい」と丁寧に返答。点棒を受け渡すにあたって、大きな支払いを余儀なくされた各選手の表情を中継のカメラが捉えた。
6400点の支払いで箱下まで落ちることになったラス目の高宮は、どこか悲しげながらも「仕方ない」と自分に言い聞かせるように大きな瞳でまばたきを繰り返す。また2着目から3着目に転落した二階堂は表情をほとんど変えず、つとめて淡々とした所作で点棒を差し出した。
対して、2万6600点のリードを一気に逆転された瑞原にとっては痛恨だ。「へ」の字を描くほど口をキュッと結び、開かれた近藤の手を悔しそうな顔で見つめる様子に、実況を務めた日吉辰哉（連盟）は「あー、ちょっとこの表情ですよ！」と着目。今期はここまで2戦して2ラスと結果が出ていなかっただけに、初勝利にかける思いや対局への没入度が伝わる一幕となった。
闘志溢れる瑞原の表情を受けて、視聴者からは「瑞原いい顔」「あきな良い表情だ」「睨みいただきました」「ツンとした瑞原の表情いいな」「ぷんぷんあきな」といったコメントが殺到。さらに「しかめっ面もかわいい」「今の瑞原の顔、キュン」「瑞原さんににらまれたい」など、凛とした雰囲気の美貌にあらためて魅了されるファンも相次いでいた。
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ（各16試合）、さらに上位4位がファイナルシリーズ（12試合）に進出し、優勝を争う。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
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