将棋の王位戦予選で、畠山鎮八段(51)と糸谷哲郎八段(32)が午前10時から対局を開始した。挑戦者決定リーグ入りにはあと3勝だが、一歩前進するのはどちらか。
畠山八段は、1989年10月に四段昇段。竜王戦3組(1組:5期)、順位戦B級2組。今回の予選では同一ブロックに弟子の斎藤慎太郎八段(27)、黒田尭之四段(24)が入っており、本局に勝利した場合は、斎藤八段と黒田四段の勝者と対戦、もれなく指定対決となる。
糸谷八段は、2006年4月に四段昇段。竜王戦2組(1組以上:5期)、順位戦A級(A級:3期)。タイトルは竜王で1期、棋戦優勝は若手棋戦の新人王戦で1回。早見え早指しが特徴の棋士で、今年度は勝率.7058(公表分のみ)と好調だ。
王位のタイトル保持者は藤井聡太二冠(18)。最年少二冠・八段昇段を果たして、大きな話題になった。
本局の持ち時間は各4時間で、振り駒の結果、先手は畠山八段。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。