2日連続の乱闘だった。かつては盟友、あるいは師弟の関係とも言えた遠藤哲哉と佐々木大輔が、なぜこうなったのか。
 今年6月、遠藤はベテラン・田中将斗(ZERO1)を下してKO-D無差別級王座2度目の戴冠。防衛を重ね、11.3大田区総合体育館でのタイトルマッチでケニー・オメガを挑戦者に指名している。ケニーは昨年11月、久々にDDT参戦を果たすと竹下幸之介と遠藤の新世代トップ選手2人をこき下ろした。DDTの現在と未来を担うものとして、遠藤はケニーを無視するわけにはいかなかったのだ。