強者の余裕か、はたまた笑顔の裏に牙を隠しているのか。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2020」10月29日の第2試合で箱ラスを喫したKADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟)が、ニコニコ顔で試合後のインタビューに登場。敗北にもまるで動じない泰然自若とした受け答えに、ファンから称賛と驚きのコメントが殺到した。
セガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟)、EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)、TEAM雷電・黒沢咲(連盟)と、自身も所属する日本プロ麻雀連盟が誇る実力派女性プロ3選手との対戦となった沢崎。経験と実績では頭ひとつ抜けているものの、解説を務めた土田浩翔(最高位戦)は「今日は難しいんじゃないですか。顔ぶれ見てくださいよ。沢崎がニヤニヤしているうちに終わっちゃいそうですね」と冗談交じりに沢崎の苦戦を予言した。
果たして試合は予言通りの展開となり、沢崎には序盤からほとんど手が入らず、土田いわく「お散歩」という配牌オリのような手順を取らざるを得なくなる場面も頻出。女性選手たちが三つ巴の争いを演じる中、4着目からの苦しい追走を余儀なくされた。
南3局1本場のリーチ・ツモ・赤の6000点(+300点、供託1000点)でようやく初アガリを決め、黒沢を交わして一時は3着目に浮上した沢崎。しかし続く2本場では黒沢とのリーチ対決に敗れ、1万2000点(+600点、供託1000点)の失点で箱下まで転落してしまった。
オーラスも二階堂の跳満ツモでさらに素点を減らし、個人4戦目にして初のラスを喫した沢崎。しかし今期より導入された勝利者以外のインタビューに登場すると笑顔で「来る予定なかったのにねえ」と語り、経験豊富な沢崎らしく「(相手が)強かったですね」とサバサバとした口ぶりで対局を振り返った。
さらにリポーターの松本圭世アナから「親番の南3局から大連荘する予定だったんじゃないですか?」と話を振られると、「そこから1時間くらい連荘しようかなと思ってたんですけどね」とお茶目なジョークを飛ばし、視聴者は「1時間(笑)」「冗談に聞こえないw」「とにかく明るい沢崎」「沢崎さん何着でもインタビューして笑」と大ウケ。敗戦のショックをまったく感じさせないニコニコぶりに、「仙人かなにか?」「落ち着きがすごい」「負けても余裕たっぷり」「これぞ真の強者って感じ」と驚嘆するファンも続出していた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)
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