アガリを求めて必死に手を伸ばす姿が、麻雀ファンの心を揺さぶった。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2020」11月3日の第1試合で、赤坂ドリブンズ・丸山奏子(最高位戦)がリーチ後に牌をツモる際に見せた苦悶の表情に、視聴者から「ツモらせてあげたい」「がんばれ!」と応援のメッセージが殺到した。
2019シーズン、プロになってわずか2年で初代王者・赤坂ドリブンズの新選手としてドラフト指名され、トッププロたちがしのぎを削るMリーグ入りを果たした丸山。ルーキーイヤーはデビュー戦で鮮烈な大逆転トップを獲得するも、その後は勝利が遠く10試合のみの出場に終わった。成長を示したい今期は自身2試合目でトップを獲得するなど、“育成枠”のルーキーではなく、首位を快走する赤坂ドリブンズの戦力として大きな役割を果たしている。
そんな丸山だったが、この試合ではKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)の高打点のアガリの連発を受けて、南3局の親番を迎えた時点でトップとは4万点差の2着目。それでも親連荘で果敢にトップを狙おうと、ドラの1索を3枚内蔵した1・4索、3・6筒待ちの4面張で先制リーチを敢行した。
絶好の手応えの親リーチだけに、ツモの動作にも力が入る丸山。山に手を伸ばす際の苦悶の表情がアップでカメラに抜かれると、解説を務める渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)は「いやー、いい顔してるわ!」と興奮気味にコメント。さらに「ツモらせてあげたい」「がんばれ!」「ファンが増えそうな顔」「まるこおおおおお」といった応援の声が無数に寄せられるなど、なんとしてもアガリをものにしたいという丸山の闘志に心揺さぶられる視聴者が続出した。
結果的にセガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟)から6筒を直撃し、リーチ・ドラ3・裏で1万2000点の加点に成功した丸山。佐々木を逆転するまでには至らなかったものの、しっかりと2着を確保してチームにプラスポイントを持ち帰った。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)
この記事の画像一覧






