Mリーグ機構は「大和証券 Mリーグ2020」、11月9日第1試合に出場する4選手を発表した。注目は、強豪3選手を相手にするセガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)。キャリアも十分の“天才”が、男性選手たちを手玉に取るか。
8チーム中、唯一女性選手が複数、さらには3人所属しているのがセガサミーフェニックス。魚谷侑未(連盟)、和久津晶(連盟)がそれぞれの個性を発揮する中、茅森も我道を進みながらポイントを重ねている。戦っている姿は表情も崩さずクールそのもの。笑顔を見せるのは勝利者インタビューの時だけだ。ネット麻雀「MJ」では、全国大会「茅森早香CUP」が始まったばかり。大会名に恥じない活躍が期待される。
この茅森をすんなり勝たせたくないのが男性3選手。中でもTEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)は、チームが8チーム中最下位という状況を早く打開するためにも、トップが欲しい。大きなトップでも取れれば、一気に2ランク、3ランクアップも見込める。周囲が求めるのも強烈な一撃だ。
昨期優勝チームながら苦戦が続くU-NEXT Pirates。朝倉康心(最高位戦)はトップ1回ながら2着1回、3着1回、ラス2回と調子に乗り切れていない。リーダー小林剛(麻将連合)以外、3選手がマイナスという状況の打破のために、強い姿勢での戦いをファンが待っている。
ラスを引いても「疲れまいたけ」と笑い飛ばす余裕を持つのはKONAMI麻雀格闘倶楽部・前原雄大(連盟)。マイナスポイントも100を超えているが、この余裕が消えない限りは悲壮感も漂わない。ツボに入った時の破壊力も周囲が知るだけに、そろそろ豪快なトップがやってくるか。
【11月9日第1試合】
KONAMI麻雀格闘倶楽部・前原雄大(連盟) 個人25位 ▲109.9
セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦) 個人10位 +43.7
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟) 個人8位 +53.6
U-NEXT Pirates・朝倉康心(最高位戦) 個人20位 ▲53.8
【11月6日終了時点での成績】
1位 EX風林火山 +334.6(20/90)
2位 赤坂ドリブンズ +326.8(20/90)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲37.3(20/90)
4位 渋谷ABEMAS ▲62.1(20/90)
5位 セガサミーフェニックス ▲74.1(20/90)
6位 U-NEXT Pirates ▲117.4(20/90)
7位 KADOKAWAサクラナイツ ▲180.2(20/90)
8位 TEAM雷電 ▲190.3(20/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





