寒い時期の風物詩“カピバラ露天風呂”が7日、栃木県の那須どうぶつ王国で始まった。
あたたかそうに見えるお風呂。これはおよそ35度のぬるま湯だ。那須どうぶつ王国によると、カピバラはもともと南米・アマゾン川流域に住んでいて、ぬるいお湯につかる習慣があるという。そのため、基本的にカピバラは風呂好きだということだ。
お風呂で気持ちよさそうにりんごをむしゃむしゃ。先週始まったカビバラのお風呂は、来年3月まで見ることができる。
今年、新型コロナウイルスの影響で、大幅に収入が減少した那須どうぶつ王国。9月には動物の保護や管理の継続を目的に、インターネット上で資金を調達するクラウドファンディングを実施した。そして6日、募集期間が終了し、総額5323万円が集まった。
「今回はたくさんのご支援をいただきまして、誠にありがとうございます。うれしいとともに、私どもに期待をされているお客様の感情や責任を感じております」(那須どうぶつ王国・菅野泰介さん)
年間の入場者収入のおよそ10%にあたる金額もさることながら、寄付とともに贈られたメッセージに職員たちは心を新たにしている。
「新型コロナの状況でお客様が来られるのかとか、いろいろな対応で不安が大きいところでしたが、温かい言葉で飼育員も事務職も、うれしい気持ちでモチベーションがあがりました」(同)
クラウドファンディングは、ホッキョクオオカミやスナネコの命名権が返礼品となっていた。気になる名前は12月下旬以降に決定する。
(ABEMA/『ABEMA Morning』より)