叡王戦段位別予選(七段戦)が11月10日に行われ、高見泰地七段(27)が宮田敦史七段(39)に140手で勝利、自身初戦を突破した。
2017年度に自身初のタイトル獲得を叡王戦で飾った高見七段は、相矢倉の出だしから先に仕掛けてきた宮田七段の攻めに対応。一時はリードを一気に失ったと思われる局面もあったが、そこからしっかりと立て直すと、狭いながらも自玉の安全を確保。満を持しての反撃で、一気に宮田陣を攻略して勝ち切った。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。最多の44人が参加する七段戦は2組に分かれ、各組優勝の2人が本戦に進む。