将棋の藤井聡太二冠(18)が11月11日、順位戦B級2組7回戦で北浜健介八段(44)と午前10時から対局を開始した。藤井二冠は、ここまで無傷の5連勝で単独首位。1期抜けでのB級1組昇級に向けて、さらに前進できるか。
今期は最年少でタイトルを2つも獲得し、完全にトップ棋士の仲間入りを果たした藤井二冠。各棋戦で活躍しているが、中でも抜群の強さを誇っているのが順位戦だ。C級2組を1期、C級1組を2期戦い、敗れたのは1度だけ。今期も昇級したばかりのB級2組で、開幕から5連勝を飾っている。
今期は25人が参加しているB級2組だが、昇級枠は3つ。上位で勝敗数が並んだ場合には、前年度の成績をもとにした順位が優先される。昇級したばかりの藤井二冠は21位で、同数となった場合は分が悪い。できれば前期同様、10戦全勝で昇級を決めたいところだ。
藤井二冠には、最年少での名人獲得の可能性も残されている。今期、来期と1期抜けしA級に昇級し、A級1期目で挑戦権を獲得、奪取に成功すれば谷川浩司九段(58)が持つ21歳2カ月の更新が可能だ。
両者の対戦は今回が5局目で、過去の4局は全て藤井二冠が勝利している。持ち時間は各6時間で、先手は北浜八段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)