試合を終えた選手の多くが、入場ステージに上がった瞬間の喜びを口にしていた。
11月7日、東京女子プロレスが旗揚げ7年で最大のビッグマッチ、TDCホール大会を開催した。キャパシティは後楽園ホールの倍ほどにもなる。コロナ対策で1席おきの集客となるが、それでもかなりの冒険だった。
2013年、この団体はライブハウスにマットを敷いての試合からスタートしている。最初はリングもなかったのだ。新人しかいない団体で、みんな右も左も分からない。そういうところから少しずつ力をつけ、DDT系列らしいバラエティ感と独創的なファイトで人気を高めてきた。そして到達したのが、TDCホール大会だ。