元王者が戦意喪失で“自ら”ダウン…残酷すぎるTKO決着 元UFCランカーの“石の拳”に戦慄
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 元UFCランカーの“石の拳”が、元世界王者の心を折り、戦意まで完全に断ち切った。最後は相手のパンチを恐れ、元王者が自らリングに倒れ込む「怖(コワ)倒れ」という前代未聞のTKO決着。その圧倒的な強さに「心が折れた」「嫌になったな」「差があったな…」とネットが騒然するほど、残酷かつ戦慄のダウンシーンが繰り広げられた。

【映像】残酷すぎるTKO決着

 11月13日に放送されたONE Championshipのシンガポール大会「ONE:INSIDE THE MATRIX III」で元UFCランカーのジョン・リネカー(ブラジル)が、元ONEバンタム級王者のケビン・ベリンゴン(フィリピン)をボディへの連続パンチで悶絶させ、圧勝。見事、2ラウンド1分16秒でTKO勝利を収めた。

 昨年UFCを離脱したリネカー。減量失敗を繰り返すなど問題を抱えた選手だが、優れたボクシング技術から"石の拳”と恐れられたハードパンチャーだ。一方、ベリンゴンはONEで旋風を巻き起こしたフィリピンのチーム・ラカイ所属。ビビアーノ・フェルナンデスとバンタム王者を常に争ってきた第一人者でもある。

 1ラウンド、ジワジワと距離を縮めるリネカーに対して、ローや得意のカーフキックで応戦するベリンゴン。そこに、合わせるようにリネカーの鋭い右フックが飛ぶ。ラウンド中盤、徐々に調子を上げてきたリネカーは前進しながらボディ、さらに破壊力のある右フック。ベリンゴンもスピンキックで対抗するが、リネカーの勢いに気圧されるようになり、ケージ脇をつたうように逃げ始める。まさに「一発当たれば終わる」という緊張感だ。

 リネカーの嵐のようなラッシュに対応していたかのように見えたベリンゴンだったが、気がつけば鼻筋を滴る鮮血が。至近距離の打ち合いになっても、リネカーのパンチは強烈だ。ベリンゴンはボディに被弾し、明らかに嫌がる様子を見せつつラウンドは終了した。

元王者が戦意喪失で“自ら”ダウン…残酷すぎるTKO決着 元UFCランカーの“石の拳”に戦慄
(C)ONE Championship

 2ラウンド、パンチではなく蹴りで勝負したいベリンゴン。バックスピンキックで形勢逆転を図るが、効果は不十分だ。その後は近い距離でのリネカーのパンチを恐れ、露骨に逃げるシーンが目立つようになる。正面からの打ち合いを嫌い、頭を下げ、パンチは大振りに。

 そんな状況にABEMAで解説を務めた大沢ケンジも「パンチが大振りになって、中に入られたら下向いて振り回すようになっている」とベリンゴンの弱気な姿勢を指摘。視聴者からも「露骨に逃げに徹してるな…」「ボディ強すぎ」「脇腹痛そう」など、ベリンゴン劣勢の声が上がり始める。

 試合はこの展開を象徴するも、にわかに信じ難い形で決着する。リネカーがケージ際にベリンゴンを追い詰め、脇腹にパンチを一発、二発と鈍い音を上げながらねじ込んでいく。ガードを固め、もはや“逃げモード”のベリンゴンのボディに容赦ない追撃打も。最後は「これ以上パンチを打たれたくない」という心理が働いたか、ベリンゴンはパンチを被弾する前に自らヒザをつき、亀の姿勢に。そんな気持ちを察したか、リネカーの追撃パウンドを背後から受けたところでレフェリーが試合を止めた。

 実況を務めた西達彦アナウンサーが「心を折りましたね」とリネカー圧勝を形容すると、ゲスト解説の松嶋こよみも「何もする術がないというか…」と圧倒的な強さに驚いた様子。さらに大沢が「ベリンゴンは思い出したくない敗戦になるんじゃないですか」と話すと、西アナがこれに「パンチを嫌って倒れる『嫌(イヤ)倒れですか?』」と反応。「嫌倒れではない。殴られてないから、”怖(コワ)倒れ”ですね。だって当たる前に怖くて自分でヒザをついてますから」と返した大沢は、パンチの恐怖に元王者が耐えきれず試合を捨てたという認識を示し、残酷すぎる結末について語った。

【映像】残酷すぎるTKO決着
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