大関32場所、通算828勝などの記録を残した元大関の十両三枚目・琴奨菊(佐渡ヶ嶽)が11月14日、引退することが明らかになった。強烈ながぶり寄りを武器に活躍。幕内在位92場所(歴代7位)、幕内勝利718勝、幕内出場1332回(歴代6位)と、相撲史に残る成績と、優しい人柄で多くのファンから支持された。前日13日の六日目が現役最後の相撲に。元横綱・若乃花の花田虎上は、その一番で見せた琴奨菊の“笑顔”のような表情に、共感した。
【動画】琴奨菊、最後の一番 惜別の“琴バウアー”も(50分ごろ~)
花田は14日、ABEMAの相撲中継に解説で出演。その最中、琴奨菊引退について触れると「寂しいですね。先場所、幕内から落ちて十両で頑張っていたんですが、力尽きたということではないでしょうか」と状況を説明。「左を差してからのがぶり寄り、あそこに入ったら強かったですね」と全盛期の相撲を回想した。
現役最後の一番をVTRで見たところ、注目したのが琴奨菊の表情。「安心した顔がありましたね」と指摘すると、「私も(現役)最後、栃東に押し出された時に、なぜかわからないですけど、笑みが出たような。終わったという感覚ですね」と、自身の経験を重ねた。また、引き際について実況のアナウンサーから問われると「私はもうパッと桜のよりに散りなさいと言われていた。『力士と書いて武士』なので、強い力を残したまま辞めると自分で考えていた」と明かした。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)
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