館内一同、まさに“肩透かし”合計380キロのド迫力対決、まさかの超ソフトな立ち合いにどよめき
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大相撲十一月場所>◇十日目◇17日◇東京・両国国技館

 前頭八枚目・碧山(春日野)と前頭十二枚目・魁聖(友綱)の一番で、立ち合いでフワッと組み合う形になるという珍しい場面があった。両者ともに立ち合い不成立だと感じたのか、戸惑ったような表情を浮かべていた。

【動画】巨漢同士の超ソフトな立ち合い(38分ごろ~)

 体重188キロの碧山と、同じく192キロの魁聖。合計380キロを超える巨漢同士の対決に、誰もが大迫力のぶつかり合いを期待していた。だが立ち合いでタイミングが合わなかったのか、両者ともにフワッと立ち上がるとゆっくりと組み合う形に。立ち合い不成立にはならず、そのまま取組は続行し、最後は魁聖が碧山を寄り切って勝ち星を挙げた。勝った魁聖は5勝目で星を五分に戻した。負けた碧山は7敗目となり、勝ち越しまで後がない状態となった。

 ABEMAで解説を務めた元小結・旭道山は、両者の体重が合計380キロにもなることを知ると「380キロ!?」と驚きの声を上げた。だが自身の現役時代を振り返りつつ「小錦さんは300キロ近かったですからね。私、その方を相手にしていましたから」と語った。また、立ち合いでソフトに組み合ったことについて、同じく実況を務めた矢野武アナウンサーが「大きな2人ですが迫力自体はなかった立ち合いです。お互いに不思議そうな顔のままでした」と語ると、旭道山は「お互いにちょっと顔を見合わせましたよね。『あ、待った?』みたいな感じで。『え?』って」と受け答えた。

 重量級力士同士の一番に、立ち合い前は視聴者も「巨漢対決!」「土俵が小さく見える」「300キロって…ゴクリ」と迫力の取組を期待していた。だがフワッとした立ち合いにはファンも“肩すかし”を食らったようで、取組が終わると「ええええ」「なんだこれ」「ちょっと」「ソフトな立ち合い」「なんかすっきりしない」といったコメントが殺到した。

(ABEMA/大相撲チャンネルより)

巨漢同士がふわっと立ち合い
巨漢同士がふわっと立ち合い
ぶつからずに間合いをはかる炎鵬
ぶつからずに間合いをはかる炎鵬

館内一同、まさに“肩透かし”合計380キロのド迫力対決、まさかの超ソフトな立ち合いにどよめき