プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2020」11月17日の第2試合で、U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)がオーラスの跳満ツモで2着順アップのフィニッシュを決めた。鮮やかでドラマチックな逆襲劇に、試合終了後の中継は瑞原も出演する「ソニー損保 自動車保険」のCMでおなじみの「大好き」というセリフが飛び交う“大好き祭り”となった。
【動画】「大好きですか?」に大笑いの瑞原明奈(2時間57分ごろ~)
13日の今期初トップのインタビューでは、照れながらもカメラ目線で生「大好き」を披露し、ファンを大喜びさせていた瑞原。この日の試合前にも、実況の松嶋桃(協会)と解説の渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)が「かわいかった……」「連続『大好き』あるか」と語り合うなど、大きな注目を集める中での対局となった。
起家から瑞原、KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟)、TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)、赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)の並びでスタートとした第2試合。男性プロ3人が激しいトップ争いを演じる中、瑞原は南2局を終えた時点でトップ目の内川から3万点以上も離されたラス目という苦しい状況に追い込まれていた。
すでに最後の親番も流され、着順アップには連続での高打点のアガリが求められる残り2局、瑞原は驚異の粘りを見せる。南3局にトップ目の内川から白・中・ホンイツ・ドラの8000点(供託1000点)を直撃し、跳満ツモなら2着、さらにリーチ棒が1本でも出ればトップという条件まで持ち点を回復。南4局も678の三色同順が見える好配牌に恵まれ、7索に狙い通りの6索がくっつき高目の8索ツモなら跳満となるリーチを敢行した。
この土壇場で瑞原は見事に高目の8索をツモり、リーチ・ツモ・タンヤオ・平和・三色同順の1万2000点で内川と鈴木を交わして2着に浮上。2着順アップの順位点を点棒に換算すると5万2000点分ゲットという劇的なオーラスに、解説の白鳥も「凄かったですね。これはもう……『大好き』ですよね」とあらためてCMのセリフを引用して興奮を表現していた。
試合後のインタビューでは、リポーターの松本圭世アナから「6索と8索、『大好き』ですか?」とやや強引な“振り”を受ける場面もあった瑞原。このキラーパスは「何言ってるかわからない」と大笑いしながらスルーしたものの、対局を見守った視聴者からは「大好き!」というコメントが殺到。さらには瑞原の跳満ツモによって僅差のトップが舞い込んだ瀬戸熊も「瑞原さん大好き」と語るなど、中継はさながら“大好き祭り”の様相を呈していた。今回はお預けとなったものの、次回のトップ、あるいはU-NEXT Piratesが連覇を達成した暁には、再び瑞原の「大好き」を見ることができるかもしれない。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)
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