役満・四暗刻を一発ツモでアガった“幸運のパンツ”と、ラスをたびたび引いてしまう“不運のパンツ”。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2020」11月19日の第2試合終了後のインタビューで、トップを獲得した渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)と、悔しいラスに終わったTEAM雷電・萩原聖人(連盟)のユニークなゲン担ぎが注目を集めた。
わずか6巡で四暗刻を成就させた16日の第1試合に続いての個人2連勝を狙った松本。この日の対局でも東場の3回のリーチで満貫を3連発と絶好調を維持し、その後もリードをしっかりと守り切って見事にトップを獲得した。
試合後のインタビューで「幸運だったと思います」と謙虚に対局を振り返った松本は、対局に臨むにあたってのゲン担ぎについて「もちろん、四暗刻をアガったときのパンツで来ました!」と爽やかな笑顔で告白。これにはリポーターの松本圭世アナも大笑いし、視聴者からは「パンツの話草」「すーあんこパンツw」「そのパンツぼろぼろになるなw」「なんだそのゲン担ぎw」といったコメントが殺到した。
麻雀は運の要素が結果を大きく左右する競技だけに、プロ・アマを問わず多くのプレイヤーが自分なりのジンクスやルーティンを持つ。一方で、そういったオカルト要素をまったく気にしないU-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)のようなデジタル派雀士も少なくない。今回の松本の場合は、6巡目での四暗刻一発ツモという僥倖を生んだ「勝負パンツ」の存在が、連続トップという好結果によってたまたま脚光を浴びた格好だ。
そんな“パンツトーク”の発端となったのは、ここぞという場面で相手のアガリ牌をつかむ不運が重なった萩原のインタビューだった。今期ここまで未勝利、個人スコアも30選手中最下位と苦境に立つ萩原は、チームメイトのTEAM雷電・黒沢咲(連盟)からプレゼントされた「勝負パンツ」を着用した際のラス率が高いことに着目。「今日は違うの履いてきたんですけど、ダメでした。(パンツは)関係ねえ!」とまさかのノリツッコミを披露した。
暗くなりがちな敗者へのインタビューのムードを一変するエピソードトークに、「おもろい笑」「関係なかったw」「こんなん笑うやん」と視聴者コメント欄は大盛り上がり。出口の見えない長いトンネルにも、萩原は「お嬢(黒沢)から貰ったパンツで勝ちます!」と気丈に宣言し、ファンからは「立派な態度」「頑張ってほしい!」「ずっと応援してます」といったエールが続々と寄せられた。
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)
この記事の画像一覧







