大関・貴景勝(千賀ノ浦)が、13勝2敗で自身2度目の優勝を果たした。2横綱・2大関が休場する中、大関の責務を果たして見事に優勝。来年初場所には、2場所連続優勝での綱取りを目指すことになる。優勝インタビューでは「強ければ勝つし、弱ければ負ける」と、貴景勝らしく厳しく言葉で大きな目標についての思いを口にした。
-大関として初めての賜杯を手にしました。
大関に上がってからあまりいいことがなくて、精神的にももう一踏ん張りしないと思っていて、こういう結果に終われてことを本当にうれしく思っています。
-優勝を決めた瞬間、少し表情が崩れたように見えましたが、いろいろな思いがこみ上げてきましたか。
一人では優勝できなかったし、自分が調子悪い時でも、どんな時でも懐で守ってくれた千賀ノ浦親方、おかみさんはじめ、部屋のみんな、普段から自分をサポートしてくれるみなさんのおかけで、こういう成績を残せたと思っていますので、本当に感謝の気持ちです。ありがとうございます。
-本割で敗れて決定戦までの間、心の内はどうでしたか。
本割は自分なりに集中していましたけど、自分の力が及びませんでした。負けてできることは、もう無心になって自分が挑戦者として新弟子のころから目指していたもの、何も考えずに強くなりたかった自分を意識しながら、何も考えずただぶつかっていきました。
-嫌なイメージなどは沸いてこなかったですか。
本割で負けていますんで、自分の相撲を取りきって負けたら、自分が弱いから負けて、また来場所出直せばいいと思って、決定戦に臨みました。
-本場所は大関ただ一人でした。重圧はありましたか。
けがをしたくてしているわけではないし、自分も新大関でけがしましたし、なかなか思っていることと実際に起きることが違って、思いどおりにいかないのもあるんで、その中で自分は万全で出場できましたので、自分ができることとしては一生懸命、お客さんの前でいい相撲を見せること、それだけ考えて15日間やりました。
-来場所は大事な綱取りをかける場所になります。新年に向けての決意を。
小学校から相撲をやってきて、毎日強くなりたいと思ってやってきているんで。あと2カ月間、一生懸命頑張って、強ければ勝つし、弱ければ負けるので。一生懸命自分と向き合ってやっていきたいと思います。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)
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