将棋の朝日杯将棋オープン戦二次予選が11月29日に行われ、飯島栄治七段(41)が広瀬章人八段(33)に98手で勝利、本戦出場にあと1つと迫った。
タイトル2期に順位戦A級も7期と、トップ棋士の一人である広瀬八段に対して、今年度絶好調の飯島七段は、横歩取りの出だしから一進一退の攻防を繰り広げて終盤へ。攻め込まれていたものの、一瞬の隙から自玉の安全度を確保すると、そこからはスピード感ある寄せで、堂々と勝ち切った。
これで飯島七段は、公表されている成績では今年度19勝9敗、勝率.679まで上昇した。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。2017年度、2018年度に藤井聡太二冠が2連覇している棋戦としても知られている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)