名古屋駅から歩いて2分、ビルの1階にある、定員51人の小さな映画館「シネマスコーレ」。狭いロビーには、映画界を支える監督や俳優たちが駆け出しの頃に残していった色紙が、ところ狭しと飾られている。
 映画監督を交えたイベントを頻繁に開催するなど、映画と人、人と人の“近さ”が魅力の「シネマスコーレ」の魅力について、『貞子VS伽椰子』の白石晃士監督は「私の映画を世界で一番上映してくれている場所だし、お客さんと触れ合える場所」、『婚前特急』の前田弘二監督も「直に感想を聞ける良さ。お客さんと“密”になれる」と話す。