3日の『ABEMA Prime』に出演した堀江貴文氏が、「桜を見る会」をめぐる疑惑について「些末な問題だ」と斬って捨てた。
堀江氏は「パーティーの赤字補填だし、何十億、何百億という話ではない。ひとりひとりに連絡して“足が出たので1000円お願いします”と連絡して、請求書を送ってもらって…とやった方がむしろコストがかかるんじゃないか。まだ疑惑段階だし、ガス抜きだ。とりあえずやっておきましょう、みたいなものだ。こんなことをやるくらいなら、お金をもっと医療機関に入れようみたいな議論をしろよと思う。逆に言うと、野党が攻撃するネタがこれしかないというくらい、実はクリーンじゃないの?とも思ってしまう。しかもびくともしない。結局、こういうのは特捜部が何の情報ソースもなしに動いているわけがなくて、週刊誌や野党などから“これやれよ”と情報がリークされている。どっちかと言うと野党寄りのマスコミもいるし、賭け麻雀しながら情報交換している」と批判。
また、菅政権については「割とまともというか、より良くなりつつあるなと思う」とコメント。ただ、政権が推し進めるデジタル化構想については「ズブズブじゃなくて伝統芸能みたいになっている、ITゼネコンに発注する体制。これを変える、となぜ言わないのか。諸悪の根源になっているということがわかっていないのだろうか。“ベンチャーはいつ潰れるかわからないから“という発想そのものが差別で、官僚側に見極めるスキルがないだけ。要は、業界のことをわかった人材がアサインされればいい」と指摘した。
「政府の事業を受注できる業者の要件があるが、情報システム業は、建設業と同じように位置付けになってしまっていて、設立してからの年数、資本金などの条件から、富士通とかNECみたいなでかい会社しか請け負えない状態になっている。僕が作った会社も、3年くらい受注を取れなかったし、そのために増資した。しかもダンピングする。よく“1円入札”と言うが、一度契約を取ると競争入札せずに毎年メンテナンス料などを取れる。そこで最初は1円でとろう。そして、例えばNTTデータが取ると、下請けの子会社に発注して、さらにそこが売り上げ20、30億くらいの小さい会社に発注する。さらにそこが個人のフリーランスのエンジニアに発注して…と、4次、5次受けが当たり前。僕も5次受けの仕事を請け負ったことがある」。
さらにデジタル庁についても「菅さんやひらたくさん(平井卓也IT担当相)が分かっていないとダメ。あるいは同じくらいのポジションに、Yahoo!Japanの社長をやっている川邊くんなどが就いたりすれば変わると思う。“川邊さんがやるならついていきます”という若手もドドドっと入るだろうし。行政は効率化や仕組化がすごく大事で、官僚の人手を増やしてはダメ。もっとシンプルな制度にする。それはデジタル、ITそのものだ。マイナンバーのシステムもITゼネコンが作っているので、グチャグチャでダメダメ。お金も注いでしまっているが無駄。これも一からから作り直さないといけないが、そんなことを誰が決断できるのか。一度でいいから、そういうIT化のエキスパートが首相をやって改革したほうが、行政組織は変わると思う」と訴えた。(ABEMA/『ABEMA Prime』より)
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