Mリーグ機構は「大和証券 Mリーグ2020」、12月4日第1試合に出場する4選手を発表した。注目は、EX風林火山・滝沢和典(連盟)を囲むように集まった女性3選手。全員、日本プロ麻雀連盟所属の選手で、手の内もよく知る相手ばかり。果たして滝沢はこの包囲網をくぐり抜けられるか。
滝沢といえばイケメン雀士として知られ、後輩の女流雀士たちから憧れられることも多い存在。Mリーグの舞台で、胸を貸すことになるが、大事なのは自分とチームの成績。リーグ首位に立つ渋谷ABEMASの独走を許さないためにも、ここは勝利が欲しい。
対する女性3選手は、今期まだ調子が上がらない。昨期MVPのセガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟)も、現在は▲60.4。麻雀に男女差がない、と日々語る存在だけに、ここでもその言葉どおりに力を発揮したい。
Mリーグ2年目に入り、落ち着きも増したKADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)だが、運にも恵まれず順位が上がらない。ただラスを引いても、自分の課題や敗因はインタビューの度に明確に答えており、そこがクリアになれば少しずつでも順位は上がっていく。
1年目マイナス、2年目プラスと成長が見られていたKONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)だが、持ち前のファイティングスタイルが、手元に来る牌と少し噛み合わない試合が見られている。守勢に回って個性が出るタイプだけに、どこまで腕を思い切り振れるか。
【12月4日第1試合】
EX風林火山・滝沢和典(連盟) 個人12位 +37.7
KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟) 個人24位 ▲113.3
KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟) 個人28位 ▲131.1
セガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟) 個人18位 ▲60.4
【12月3日終了時点での成績】
1位 渋谷ABEMAS +319.8(36/90)
2位 EX風林火山 +272.6(34/90)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +151.7(34/90)
4位 赤坂ドリブンズ +85.2(36/90)
5位 U-NEXT Pirates ▲56.2(36/90)
6位 セガサミーフェニックス ▲238.3(34/90)
7位 KADOKAWAサクラナイツ ▲249.1(34/90)
8位 TEAM雷電 ▲285.7(36/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





