12月5日にから自身初防衛をかけた竜王戦七番勝負第5局を戦っている豊島将之竜王(叡王、30)。挑戦者のレジェンド・羽生善治九段(50)と熱戦を繰り広げているが、盤を離れればファン心をくすぐる笑顔を見せることもある。前回、第4局は鹿児島・指宿白水館で戦ったが、名物の一つが「砂むし温泉」。勝利した後、親交の深い佐々木勇気七段(26)と並んで砂に埋もれる様子に、「笑顔が最高」「癒やされる」といった絶賛の声が相次いだ。
【中継】豊島竜王、勝てば初防衛!羽生九段、踏ん張るか 竜王戦第5局
シリーズ3勝目を挙げ、防衛に王手をかけた豊島竜王。凛とした和服姿から一変し、砂むし風呂用の服装に着替え、佐々木七段、立会を務めた藤井猛九段(50)、貞升南女流初段(34)と姿を現した。「10分ぐらい入りたいですけど…初日は8分ぐらいでリタイアしたんで」。全身を熱い砂で包むことで、サウナのように全身から汗が吹き出すという、この砂むし風呂。持ち時間各8時間の2日制という、長時間の対局をこなす豊島竜王であっても、10分すら苦しいのだ。
ザク、ザク、ザク…。施設の担当者が砂をどんどんかけていく。既に熱そうだ。貞升女流初段が「頑張って10分です。でも豊島竜王には勝てるように」と笑顔で“挑戦状”を出したが、豊島竜王は「負けると思います」と白旗。それでも「猛烈に熱いです…」と顔を真っ赤にしながら入り続けると、13分まで耐え抜いた。自分の予想以上に長く入れた感触があったのか、どこか達成感も滲む表情を見せていた。
ABEMAで公開された動画に、ファンからは豊島竜王のニックネームでもある“きゅん”同様、胸をときめかせたコメントが殺到。「笑顔が最高」「癒やされる」「対局とは別人」と、萌えた声は長く続いていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)