Mリーグ機構は「大和証券 Mリーグ2020」、12月7日第1試合に出場する4選手を発表した。注目は、全30選手中、唯一トップがないTEAM雷電・萩原聖人(連盟)。10戦して不運もあり6ラスと苦渋をなめているが、ハードなメンツがそろったこの試合で、悲願の今期初勝利を手にできるか。
Mリーガーの中でも断トツの知名度を誇る俳優兼プロ雀士・萩原だが、今期はとにかく苦しい。各選手が勝利を重ね、トップの選手は既に7勝を挙げる中、まだ待望の1勝に手が届かない。内容そのものは状態を上げており、後は少しの運がほしいというところ。前回ラス時は「力をください!」とファンに強く呼びかけており、その力を指に込めて戦い抜く。
勝負の厳しさを感じているのはKADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟)も同じ。リーグ最年長の大ベテランゆえに、少々のマイナス、ラスは気にしないが、昨期の活躍を考えれば、個人28位など到底納得できるものでもない。圧倒的な勝負強さを発揮するラス親にもなったことで、百戦錬磨の力を出し切る条件は整った。
寝た子を起こさず勝ち切りたいのがEX風林火山・勝又健志(連盟)。昨期最下位からの逆襲に燃えるチームは、3選手ともプラスを稼ぎ、リーグ首位に立っている。縦長の展開は上位にいるチームの理想形だけに、この日の勝負でもさらに差を広げたい。
一時好調ながら、気づけば4位まで順位を落としたのが赤坂ドリブンズ。個人首位に立っていた村上淳(最高位戦)も、今は3位と2ランク落とした。このままずるずると下位グループに足をつかまれるわけにもいかないだけに、大きな「リーチ」の発声とともに、再ダッシュを決められるか。
【12月7日第1試合】
赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦) 個人3位 220.6
EX風林火山・勝又健志(連盟) 個人8位 +99.0
KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟) 個人28位 ▲176.2
TEAM雷電・萩原聖人(連盟) 個人30位 ▲374.3
【12月4日終了時点での成績】
1位 EX風林火山 +350.4(36/90)
2位 渋谷ABEMAS +319.8(36/90)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +179.7(36/90)
4位 赤坂ドリブンズ +85.2(36/90)
5位 U-NEXT Pirates ▲56.2(36/90)
6位 TEAM雷電 ▲285.7(36/90)
7位 セガサミーフェニックス ▲295.5(36/90)
8位 KADOKAWAサクラナイツ ▲297.7(36/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





