Mリーグ機構は「大和証券 Mリーグ2020」、12月10日第1試合に出場する4選手を発表した。注目はKADOKAWAサクラナイツの内川幸太郎(連盟)。10月16日に初勝利を挙げて以来、2カ月ほど勝利から遠ざかっている。個人もチームも苦戦が続く中、自ら道を切り開けるか。
昨期、参戦初年度からファイナル進出を果たしたKADOKAWAサクラナイツ。レギュラーシーズンも常に上位争いに加わり続け、ピンチらしいピンチはあまりなかった。ただ今期は新加入の堀慎吾(協会)以外、3選手がマイナスでチーム順位も下位に停滞。なかなか浮上のきっかけを掴めずにいる。内川は今期、チーム最少の7試合にもなっているだけに、2020年の締めくくりが近づく時期で、ひと暴れしたいところだ。
その内川を囲むのが好調3選手。前回トップのセガサミーフェニックス茅森早香(最高位戦)は、個人6位まで順位を上げてきた。他の選手とは異なる独特の完成でアガリに向かう様子は“天才”そのもの。今夜はどこの場面を勝負のポイントと見定めるか。
超攻撃型として知られるKONAMI麻雀格闘倶楽部の調整役・藤崎智(連盟)も、個人ではしっかりとプラスポイントを稼いでいる。今期は、普段のプレイスタイルを逆手に取った戦い方も見せており、相手にとってはますます様子がわからない。ベテラン“忍者”も年々、進化している。
4選手の中で最も好成績を収めているのが、昨期も活躍した赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦)。個人トップからは順位を下げたが、4位は堂々たるもの。チームが上位4チームに踏ん張れているのも、村上の力が大きい。今期12戦目で6勝目なるか。
【12月10日第1試合】
赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦) 個人4位 +196.3
KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟) 個人26位 ▲126.3
KONAMI麻雀格闘倶楽部・藤崎智(連盟) 個人10位 +54.5
セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦) 個人6位 +118.6
【12月8日終了時点での成績】
1位 EX風林火山 +364.2(38/90)
2位 渋谷ABEMAS +315.2(38/90)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +195.0(38/90)
4位 赤坂ドリブンズ +71.9(38/90)
5位 U-NEXT Pirates ▲67.4(38/90)
6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲288.7(38/90)
7位 セガサミーフェニックス ▲295.0(38/90)
8位 TEAM雷電 ▲295.2(38/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





