Mリーグ機構は「大和証券 Mリーグ2020」、12月11日第1試合に出場する4選手を発表した。全員がトータルプラス、さらに3人はトップ10入りしている好調選手ばかりが大集合。誰が勝ってもおかしくない顔触れの中で、会心の勝利を手にするのは誰だ。
個人成績1位はKONAMI麻雀格闘倶楽部の佐々木寿人(連盟)だが、2位以下にも好調選手はゾロゾロいる。個人2位のU-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)は、苦しむチームを頼れるキャプテンそのものといった戦いぶりで引っ張り続けている。チームメイト3人にも少しずつ光が差してきただけに、ここでもう一踏ん張りできるか。
自身Mリーグ初の役満を契機に、絶好調モードに突入したのが個人5位、渋谷ABEMASの松本吉弘(協会)。勢いと自信がうまく噛み合い、リーグ2位につけるチームを支える強さを身につけた。長身から繰り出す豪速球のような鋭いアガリが連発できれば、強豪揃いの試合も完封できる。
13戦してトップ5回にラス4回と、波が荒くなっているEX風林火山・滝沢和典(連盟)だが、トータルでは3ケタのプラス確保に成功。チームをリーグ首位に押し上げる原動力となっている。相手を一刀両断する切れ味の良さはMリーガーの中でも指折り。快刀が煌めくか。
少々のマイナスも大きなプラスでまるっと飲み込んでしまうのがTEAM雷電・黒沢咲(連盟)。超高打点派ということもあり、ラスも多そうな印象だが、12戦してラスなしを継続中。3着7回としぶとさも併せ持っている。めったに鳴かないことでも有名で、そのシーンが見られた時には、幸運が訪れるかもしれない。
【12月11日第1試合】
EX風林火山・滝沢和典(連盟) 個人6位 +109.3
渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会) 個人5位 +171.6
TEAM雷電・黒沢咲(連盟) 個人15位 +6.7
U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合) 個人2位 +267.4
【12月10日終了時点での成績】
1位 EX風林火山 +364.2(38/90)
2位 渋谷ABEMAS +315.2(38/90)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +222.6(40/90)
4位 赤坂ドリブンズ +25.6(40/90)
5位 U-NEXT Pirates ▲67.4(38/90)
6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲188.9(40/90)
7位 TEAM雷電 ▲295.2(38/90)
8位 セガサミーフェニックス ▲376.1(40/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





