コンクリートの層が何重にも重ねられている、まるでお菓子作りのような風景。ドイツで建設中のこの住宅、実はこれまで医療やさまざまな分野で活用されてきた3Dプリンターによって作られている。
 住宅は広さ380平方メートル、3階建てのアパートとなる予定で、3Dプリンターを使った建築物としてはヨーロッパ最大。建築会社の担当者は「ドイツには非常に高い建築基準がありますが、この技術は基準より劣ることはありません。私たちが建てる家は、非常にエネルギー効率が高く、遮音性にも優れています。もちろんデザイン面でも3Dプリンターを使えばイメージするすべての形を作ることができます」と語る。