Mリーグ機構は「大和証券 Mリーグ2020」、12月18日第1試合に出場する4選手を発表した。注目は、個人成績で断トツの首位を走るKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)。ここまで積み上げたプラスポイントは+399.0。いよいよ+400の大台に乗せるか。
例年、エンジンがかかるのが遅いと言われてきた佐々木だが、今期は早い段階から好スタート。個人トップの8勝、トップ率57%は驚異的だ。開幕前から目標としては+500を掲げてきたが、まもなく折り返しを迎えるレギュラーシーズンで、早くも+400を達成すれば上方修正もあるかもしれない。
この佐々木を止めるのはなかなか難しいが、ひるんでばかりもいられない。KADOKAWAサクラナイツの堀慎吾(協会)も、チームが勢いづいているだけに、この桜吹雪のフォローに乗らない手はない。うまくすれば今日でチームのマイナスポイントを2ケタに縮めることもできるだけに、まずは先陣を切りたい。
なかなか調子が上がらないものの、どん底まで沈まないしぶとさを見せているのがU-NEXT Pirates。瑞原明奈(最高位戦)も、なかなか勝ちきれない試合が続いているが、大不振の手前で踏みとどまっている。勝利の笑顔だけでなく、対局中の悩ましい表情もファンに好評だが、やはり会心の笑顔で受けるインタビューが待たれている。
同じ「魔」の字が異名に入るのは、赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)。「魔法使い」とも呼ばれる鳴きは健在で、決して牌に恵まれている方ではないが、地力でスコアをまとめ続けている印象だ。一直線に攻めてくる佐々木に対して、自在に動ける園田は、まさに対照的。この2人の戦いが卓の様子を決めそうだ。
【12月18日第1試合】
赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦) 個人19位 ▲54.4
KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会) 個人12位 +38.2
KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟) 個人1位 +399.0
U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦) 個人21位 ▲93.2
【12月17日終了時点での成績】
1位 EX風林火山 +336.4(44/90)
2位 渋谷ABEMAS +267.8(44/90)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +132.9(42/90)
4位 赤坂ドリブンズ ▲45.8(42/90)
5位 TEAM雷電 ▲77.4(44/90)
6位 U-NEXT Pirates ▲106.1(42/90)
7位 KADOKAWAサクラナイツ ▲182.5(42/90)
8位 セガサミーフェニックス ▲325.3(44/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)






