プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2020」12月18日の第1試合で、見せ場に恵まれずラスを引いた赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)が、まるで勝利者かのような「しゃべくり」を披露、ファンを圧倒する一幕があった。
インタビューに登場した園田は頭を下げ、「はい!お疲れ様でした!」とまずは一礼。この日の試合についてまず「苦しかったですね」と一言。その後はリポーターの質問を待つことなく「結構早い巡目、1段目でリーチを打たれて。普段はまあ、トップを取っても、ラスを取っても、後悔するポイントがあったりするんですけど、今日は何を後悔していいかわかんないというか、何かできたのかなあ」と、煮え切らなかった内容を振り返った。
さらに園田は「一応、オリてる中でも『攻撃的にオリてる』というか、リーチ者以外の安全牌を残さずに、復活をちょっとだけ見るみたいな、普段より『行きバランス(攻撃的)』なオリをしてたくらいで…。最初にリーチができたのも南3局ですし、東1局に平和のみのテンパイは入ったんですけどリーチ打たれて。すぐオリちゃって、それから先ずーっとテンパイすら入らなかったですからね。(南3局にかけたリーチの)2・5索がツモれていればね…と思ったんですが、ツモれていると下(との差)が近くなっちゃうので、オーラスがスピーディーな展開になっちゃって、親が早く落ちることもあるのかなと思っていたので、ツモれなかったらツモれなかったで、それぞれ(の選手)がトップを狙える条件ができて、まだラス目の僕もまだ差があるので、ちょっと大きいのを狙って、時間稼げるかなと。ツモれなかったのはツモれなかったんですけど、展開的にはまあ悪くないかなと、楽観視はしてたんですけど、ね!」と身振り手振りを交えて、一息に語り切った。
先手を取れず、勝負手も空振りに終わり、消化不良の対局。そのフラストレーションを吐き出すかのように、一気にまくし立てた園田の「しゃべくり」にファンも圧倒され、「ソノケンにインタビュアーいらずw」「喋る喋る(笑)」「ジェスチャーがw」「さすがエリートサラリーマン喋りも上手いね」などコメントが投稿された。
前節、チームのポイントがマイナスへ転じたことについては「なんとかトップを取って、プラスに戻したいと思っていたんですけど…」と悔しさをにじませた。それでも最後はリポーターから激励を受けると「はい!ありがとうございます!」と最後までハキハキと回答。この様子にファンからは「連投してほしい」「まあやりきれない気持ちは吐き出したいよね」と、声援や共感のコメントが投げかけられていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)
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