将棋のヒューリック杯棋聖戦・二次予選が12月22日に行われ、羽生善治九段(50)が高見泰地七段(27)に110手で勝利した。羽生九段は次局、本戦出場をかけて長年ライバルとして戦ってきた森内俊之九段(50)との対戦が決定。両者の対局は通算137局目となる。
【中継】羽生善治九段、本戦に向けて初戦突破 次局は森内俊之九段と
矢倉の出だしから始まった対局は、序盤・中盤と互角のまま進行。端攻めを用いた高見七段に対して、羽生九段が逆に相手の飛車の動きを限定しながら攻めに入ると、形勢は徐々に羽生九段に。その後は香車を活用しながら玉頭攻めを繰り出し、堅く見えた高見陣を攻略。力強い内容で快勝を収めた。
羽生九段が過去、棋聖のタイトルを16期獲得。永世称号を取得している。次局に対戦する森内九段とは、少年時代から戦い続けたライバルでもあり、両者とも永世名人の有資格者。現タイトル保持者である天才棋士・藤井聡太二冠(18)への挑戦を目指す両者が、二次予選で“レジェンド対決”を繰り広げる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)