赤いユニフォームに白で書かれたチーム名、そして同じく白を交えたリーグのロゴ。クリスマスに映える装いで、年内最終節にトップを取った。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2020」12月25日の第1試合で、EX風林火山・滝沢和典(連盟)が今期7勝目を挙げた。
この試合の対局者はKADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)、渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)、滝沢、セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)、の並びでスタート。
滝沢は東1局に満貫をアガって先制した。今期ここまで首位、チームをけん引している要素の一つに滝沢の打点力があるが、ここでも高打点のホンイツをダマテンに構え、堅守で知られる近藤からアガリ牌を引き出した。
親番では近藤の跳満を親被りし、一時は混戦模様に。南2局、先行リーチの近藤からリーチ・一発・タンヤオ・平和・赤・裏ドラで1万2000点をアガり、この一撃でライバル3者を突き放した。南4局は多井のリーチにしっかりオリて、横移動を確認して個人2連勝、今期7勝目とした。
わずか8局、そのうち実に半分の4回のアガリを決めて、放銃はなし。最終節に完勝を決めた滝沢は、インタビューでも爽やかな笑顔を見せた。リポーターから「ユニフォームがサンタクロースのよう」と声をかけられると、「そうですね」とはにかんだ。
快勝については「あまり目立ちたくないなと、佐々木さんに狙われる恐怖があって」と冗談めかして語った。TwitterでKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)から来年1月8日の予告先発があり、滝沢に出場を誘う場外バトルのようなやりとりがあった。「予定があったかもしれないのでまだ(出場するか)わからないんですけど。(対決は)なくてもいいんですけどね」と、軽くいなしてみせたが、新年早々の“タキヒサ対決”の実現に期待が高まった。
改めて年内最終節のこの日、試合を振り返ると「鳴く・鳴かないの判断がうまくいった」と満足げ。トータル順位については「全然!(気にしてない)」として、あくまでリードは気にせず、フラットな思考で戦っていることを強調した。
華やかなクリスマスにイケメンの完勝劇。この試合を中継していた視聴者からは「イケメン!イケメン!」「我々のタッキー ナイスー!」「タッキーおめ!」と、首位快走を支えるイケメン雀士にエールが送られていた。
【第1試合結果】
1着 EX風林火山・滝沢和典(連盟)4万6900点/+66.9
2着 渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)3万700点/+10.7
3着 KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)1万1600点/▲28.4
4着 セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦) 1万800点/▲49.2
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)
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